鶏ちゃん合衆国の建国1周年記念式典と祝賀会が、7月20日(土)に、建国の地であるJR岐阜駅アクティブGで盛大に開催されました。2階のオープンスペースで行われた式典は、鶏ちゃん合衆国の州、国民だけでなく、道行く人も足を止め、のべ数百名の方々が参加されました。
式典の司会は、フリーアナウンサー・大学講師の浅井彰子さんです。
酒井稔交流長官の開式の辞に引き続き、長尾伴文大統領の挨拶で始まりました。長尾大統領は1年間の活動を振り返り、「鶏ちゃんは人と人の心を結ぶ得難い郷土料理だと改めて認識した」と挨拶し、今後のさらなる活動の推進を約束しました。
続いて、ご来賓を代表し、郡上市の直井渉商工課長さんからご挨拶をいただきました。さらに、名誉大統領である古田肇岐阜県知事のメッセージと、駒田誠県議会議員からの祝電メッセージが披露されました。
引き続き、最初の1年に実施した事業報告、決算、第2事業年度の事業計画、予算を、都竹淳也国務長官が報告し、満場一致で了承されました。
そして、2年目のスタートにあたり、鶏ちゃん合衆国の役員人事である「内閣改造名簿」が都竹国務長官より発表され、新任の5名の閣僚と3名の政府高官(次官)、さらに日下部讓副大統領兼商務長官ら、「人事異動」のあった閣僚が紹介され、これらの閣僚・次官に、鶏ちゃん合衆国の勲章である「鶏笠」が授与されました。
続いて、鶏ちゃん合衆国では初めてとなる3名(組)の「大使」が、日下部讓副大統領から発表されました。任命されたのは、「お笑い大使」として、「岐阜県住んでます芸人」の「ステレオ太陽族」の鳥居将さんと清水裕也さん、「親善大使」として、清流の国ぎふマスコットキャラクターの「ミナモ」、「食べ大使」として、フリーアナウンサーの浅井彰子さん。それぞれに長尾大統領より任命書と鶏笠勲章が授与されました。
そして、次が今回の式典のハイライトである「人間国宝」の表彰です。鶏ちゃんの黎明期において商品化などにいち早く取り組まれた先駆者で、長く鶏ちゃん文化の普及発展に尽くしてこられた方々の功績を永く讃えていこうとするもので、今回、下呂市萩原の精肉店「天狗」の戸谷道子さんと、下呂市馬瀬の食堂「梅本屋」の二村純次さん(当日はご欠席)が表彰されました。
野口晃一郎報道長官から人間国宝の選出理由が発表され、さらに、お二人のインタビュー映像が会場で流されました。
長尾大統領から表彰状を受けとり、挨拶に立った戸谷さんは、「80歳になろうとしている今、こんなご褒美をいただいて感謝でいっぱいです」と感無量の面持ちで挨拶され、会場全体が大きな感動に包まれました。
ここから、式典は後半へ。司会は「食べ大使」の浅井彰子さんから、「お笑い大使」のステレオ太陽族にバトンタッチされました。
後半最初は、「鶏ちゃん合衆国国道」の発表。今回、岐阜県内の鶏ちゃん文化のある地域を結ぶ道路6路線を「国道」として認定した旨が、都竹国務長官から発表されました。特に郡上、高山、下呂、中津川、美濃加茂をぐるりと環状に結ぶ「国道1号線」が「鶏ちゃん夢回廊」と名付けられ、今後、鶏ちゃん巡りなどに生かしていく旨が説明されました。
続いては、建国1周年にあわせて制作された鶏ちゃん合衆国初のパンフレット「鶏ちゃんガイドブック」の説明が、山本慎一郎鶏CIA長官から行われました。このガイドブックは、鶏ちゃん合衆国の加盟店のほか、岐阜県内の道の駅やサービスエリアなどで入手することが可能です。
その次が、7月12日にリリースされたiPhoneアプリ「鶏ちゃん合衆国」の発表。岐阜県庁が実施するスマートフォンアプリ開発人材育成事業の一環として制作されたアプリで、この事業を担当した(株)パソナテックの寺山武志さんから、使い方や特徴などが説明されました。
さらに、8月から本格的に配布を開始する予定の鶏ちゃん合衆国国民向けの「パスポート」の完成披露が、秋場紀報道長官より行われました。鶏ちゃんの説明や合衆国の国歌、憲法なども盛り込まれただけでなく、「査証」欄がスタンプラリーになっており、食べ歩きに使えるというものです。当日の参加者の皆さんには「パスポート発給申請」を受付け、その場で発給されました。
そして、式典の最後は、国歌「鶏ちゃんの歌」を作曲、演奏している下呂のアマチュアフォークグループ「Goo連帯」によるライブ。親善大使に任命されたミナモも加わり、国歌などが賑やかに盛大に演奏され、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。
式典は脇本茂樹鶏営監理長官の閉式の辞で終了し、そのままお隣のシティタワー43・2階デッキでの祝賀会へ。
祝賀会では、鶏ちゃん合衆国のメンバーの10のメーカー、飲食店のパック鶏ちゃんが計100パック準備され、90名を超える参加者がビールを片手に、味比べを楽しみ、大変な盛り上がりでした。こうした様々な種類の鶏ちゃんを一度に集めての食べ比べは、鶏ちゃん合衆国が最も得意とする取り組みですが、今回はこれまでの食べ比べ交流会で一度も登場したことのない商品や、直近に開発された新商品なども投入され、珍しい鶏ちゃんに、参加者の皆さんも興味津々で舌鼓を打っておられました。
ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。