子ども向け鶏ちゃん普及活動
NPO法人「クローバ!」とのコラボによる恒例の親子鶏ちゃん食育レッスン「キッズキッチン」を、8月1日に、本巣市の糸貫ぬくもりの里で開催しました。
参加してくれたのは未就園の小さいお子さんから小学生までの24名。鶏ちゃん合衆国では、「国立羽ー鶏(はーばーど)大学」の課程と位置づけていて、子どもたちは会場に入った時点で「大学入学」です。
鶏ちゃんを食べ比べようということで、今回準備したのは下呂、郡上の6種類の鶏ちゃんです。いずれも、岐阜周辺のスーパーなどでは手に入らないものばかりを集めました。
また、今回のキッズキッチンでは、子どもたちがメインで、キッチンばさみを使って調理をするという企画で、関市の長谷川刃物さんの子ども用を使って、子どもたちがキャベツを刻むという試みを行いました。
まず、最初にクローバ理事長の島田貴子さんのお話の後、長谷川刃物さんからキッチンばさみの説明がありました。
引き続いて、鶏ちゃん合衆国の都竹国務長官から、鶏ちゃんの歴史や、鶏ちゃん文化のある地域についてのお話をしました。子どもたちは地図を見ながら、岐阜県のどこで鶏ちゃんが生まれたのかを考えてくれていました。
そして、いよいよ調理スタート。まず、はさみをつかって、キャベツを切り、準備します。
テーブルごとに異なる鶏ちゃんを1種類ずつ担当し、焼きに入ります。小さい子どもたちも一生懸命箸を動かして鶏ちゃんを炒めてくれました。
全部の鶏ちゃんが焼き上がったところで、各テーブルを回って、全種類の鶏ちゃんを取って食べます。みそ味、しょうゆ味、塩バジル味、カレー味など、味の違いが顕著な鶏ちゃんを、思い思いに楽しんでくれていました。おうちから持ってきてもらったごはんも、あっという間になくなっていきます。
食後に片付けを終えると、卒業証書の授与。一人一人名前と番号の入った卒業証書をもらい、これで全員が「鶏ちゃん学士」となり、「はーばーど大学の卒業生」になりました。昨年に引き続いて2回目の参加をしてくれた4人の子どもたちは、「鶏ちゃん修士」となりました。
この日の模様は、TBSテレビの「あさチャン」が取材しており、翌週に全国放送されました。
6月2日(月)、関市の中部学院大学関キャンパスで、長尾大統領と、野口報道長官が、鶏ちゃんについての講義を行いました。
今回の特別講義は、教養科目「岐阜の自然」。豊かな岐阜県の自然と社会が生み出している岐阜の今日を学ぶ科目です。「食」分野から鶏ちゃんについて語ってほしいというお話をいただいて、講演が実現しました。
講義では、鶏ちゃんの発祥、合衆国建国の経緯、鶏ちゃんの商品開発、高校生とのコラボレーション、今後の企画などについてお話しました。
受講していた学生さんは経営をはじめ、福祉や保育などを勉強している皆さん。鶏ちゃんについて、知っている方もいて、中には大好きな方もいました。
特に印象深かったのは、何味の鶏ちゃんが好きかという設問で、一番人気はチーズ。やはり若い皆さんならでは。ついでカレー味との答えでした。
商品開発では、鶏ちゃん合衆国のメンバーが開発した鶏ちゃんの出汁からできた、たこ焼き風の「鶏たま」や鶏ちゃんを使った唐揚げ「けいから」、鶏ちゃんに合う焼酎「鶏ちゃん」なども紹介しました。
大学では大学祭もあるので、ぜひ鶏ちゃん合衆国とのコラボ店がでてほしいと思います。
なお、当日の様子は、岐阜新聞(6月5日付県内版)、中日新聞(6月6日付中濃版)で紹介されています。
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7月30日(火)に、NPO法人クローバ!さんとの共催で、夏休みの子ども向け鶏ちゃん講座「キッズキッチン」を、岐阜市の市橋コミュニティセンターで開催しました。
当日参加してくださったのは2~3歳から小学校高学年までの約30名。今回は鶏ちゃん合衆国としては、今年1月に同じくクローバ!さんと開催した子育てママ向け鶏ちゃん講座に引き続き、「羽ー鶏(はーばーど)大学」の講義と位置づけて開催しました。
講座はまず、鶏ちゃんの歴史と文化のお話から。岐阜県の地図を見ながら、下呂や郡上などの地域の説明と、そこで生まれた鶏ちゃんという食文化について、長尾大統領と都竹国務長官が説明しました。長尾大統領は、自ら制作された鶏ちゃんの絵本を出して、生き物の命をいただく大切さについて話をしました。
引き続いて、いよいよ鶏ちゃんの調理。今回用意した鶏ちゃんは、下呂・イトー食肉センターの「菊の井鶏ちゃん」(しょうゆ味)、ミズホ食品の「チキンディンティ」(みそ味)、萩原チキンセンターの「萩屋のケイちゃん」(カレー味)、そして、郡上・牧歌の里の「塩鶏ちゃん・バジル風味」の4点。いずれもお母さん方も初めて食べる鶏ちゃんばかりです。
全体を4つのグループに分け、1種類ずつ鶏ちゃんを調理し、バイキングのように食べまわってもらうという趣向で開催しました。調理はキャベツを刻むところからスタート。包丁を使わなくてもちぎることができるのはキャベツのいいところです。
引き続いて、グループごとに鶏ちゃんを焼きます。悪戦苦闘したり、全員で一緒に焼いたりと、それそれが楽しみながら焼きました。
そして、お楽しみの試食。全て味や食感が異なる鶏ちゃんを食べ周り、味比べを楽しんでいただけたようです。
最後に洗い片付けを済ませた後、卒業証書の授与です。鶏ちゃんの講義と実習(ゼミ)を経て、全員が羽ー鶏(はーばーど)大学文化学部の所定の課程を修了し、「鶏ちゃん学士」の学士号を取ることができました。
今後もこうした親子での鶏ちゃん講座を積極的に開催していきたいと考えています。
晴れ間が広がった11月18日(日)、各務原市川島町の河川環境楽園オアシスパークバーベキュー広場において、鶏ちゃん合衆国立「羽―鶏(はーばーど)大学・川島キャンパス」が開催されました。これは各務原市川島ライフデザインセンターの短期講座の1つとして行われたものです。各務原地区から20組の親子連れの参加があり、その親御さんたちはふだん鶏ちゃんをよく食べる人、郡上出身の人、生れて初めて鶏ちゃんを口にする人など様々でした。
鶏ちゃん合衆国からは大統領長尾伴文と国務長官都竹淳也が出席しました。川島ライフデザインセンターの高井千晴さん(社会教育指導員)が川島キャンパスの趣旨と進行説明をした後、長尾大統領が「鶏ちゃんについて」、都竹国務長官が「鶏ちゃん合衆国の活動」と「本日提供する鶏ちゃんについて」それぞれ講義を行いました。
講義が終了するとバーベキュー広場には炭がおこされ鉄板がセット、郡上の鶏ちゃん6種類を食べ比べることになりました。その6種類とは「八福鶏ちゃん」(郡上市八幡町)、「鳥信の鶏ちゃん」(郡上市八幡町)、フクハチの「ケイちゃん」(郡上市白鳥町)、丸忠精肉店の「手作りけーちゃん」(郡上市大和町)、しょうりゅうの「鶏チャイナ」(郡上市美並町)、「めいほう鶏ちゃん」(郡上市明宝)。これら全てが岐阜、各務原地区のスーパー流通などに乗ることはなく、郡上地区の人でもなかなか口にすることができない幻の鶏ちゃんの感じであり、鶏ちゃん通の人には興味ある品揃えとなりました。
鶏ちゃんは見ているだけではだめで、常に手を動かしながら焼いていくことを教わった参加者は時間が経つごとに要領を身につけられました。入れた野菜はキャベツだけでしたが、鶏肉にうまくなじませることができ、6種類それぞれが素朴ながら味の違いがあることを参加者は舌で感じました。
ごはんは奇跡の米として有名な「龍の瞳」を釜焚きで炊き、それは鶏ちゃんにとても合うご飯となりました。
ごはんを炊く人、キャベツを提供された人、川島デザインライフセンタースタツフ全員が自分で楽しまれながら川島キャンパスに協力していただきました。
鶏ちゃん合衆国としても野外でのベーベキュースタイルでの鶏ちゃん味比べは初めてのことで、子供たちの反応を見ることもいい勉強になりました。
そして最後は参加者全員に羽―鶏(はーばーど)大学の卒業証書が手渡されましたが、この姿に親御さんも子どもたちも笑いながら受取りました。