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26年2月24日に、郡上方面の2回目となる鶏ちゃん文化調査活動-鶏CIA活動を行いました。今回は、朝日新聞の記者さんの取材に合わせて行ったものです。日下部副大統領、都竹国務長官、上村企画広報長官が参加しました。
最初の訪問は、郡上市大和町にある「佐古尾商店」さん。昭和30年代の半ばに生まれたこのお店の屋号は「五石」といい、先代が「てーま」と地域の方から呼ばれていたことから、「てーま」の通称で呼ばれています。このお店は味付けを朝鮮の人たちに教わったということで、今回は朝鮮の食文化と鶏ちゃんのつながりを探るべくおじゃましたというわけです。
このお店には、「鶏ちゃん」という名称はのれん以外は一切なく、看板にも「ホルモン焼」としか書かれていないのですが、メニューは鶏ちゃん1種類でそれ以外はありません。なぜホルモンが鶏ちゃんなのか、ここに郡上の食文化のおもしろさがあります。
昨年秋の郡上での調査活動でもお話をお聞きした、鶏ちゃん合衆国の閣僚州である「牧歌の里」のレストランチーフで、白鳥町で戦後から長く肉屋を営んでいた鷲見計憲さんによれば、郡上のホルモン文化史は次のような流れになっています。
郡上では「鶏ちゃん」の名称が出てくるのは昭和50年代で、それまでは「鳥ホルモン」と呼ばれており、今でも鳥ホルモンの名が使われています。これは同じ鶏ちゃん文化のある下呂地域にはないことです。
この食文化は、昭和30年代の最初に、郡上に住んでいた、また働きに来ていた朝鮮の方々が、牛のモツを食べる文化を持ち込んだところから始まります。当時、一頭買いで牛を販売していた郡上のお肉屋さんは使い道のない内臓肉は捨てるだけであったのですが、これを機に内臓肉が流通に乗り始め、「ホルモン」と呼ばれるようになります。
ホルモン料理は、味噌やニンニクで味付けした内臓肉を焼いて食べるという料理として広まっていきますが、昭和30年代半ばになると、ここで内臓肉だけではなく、鶏肉が入ってきます。ブロイラーの大量生産が始まった時期であることを考えると、価格が下がり、量も豊富になったことで、鶏肉がホルモン料理の中で使われるようになったものと思われます。そして、これが「鳥ホルモン」と呼ばれるようになっていくわけです。五石の鶏ちゃんは、この頃の鳥ホルモン文化がそのままの形で残っている貴重なお店と言えます。
その後、昭和50年代になって、内臓肉を焼いて食べる料理が「とんちゃん」として全国的に広がるようになったころから、郡上にも関市方面から「とんちゃん」の名前が入ってくるようになり、「とん=豚」の連想で、「鶏=けい」をもじって「けいちゃん」と呼ばれるようになっていったとのことです。
ちなみに、下呂では、既に昭和30年代に「とんちゃん」の名前の内臓肉料理が人気になっていて、同じように「とんちゃん」をもじって「けいちゃん」と呼ぶようになったという証言があります(下呂市馬瀬の「うめもと屋」)。
鶏ちゃん自体はもともとタマゴを生まなくなったニワトリを食べる家庭料理から始まっていますが、それがそのまま市場化、商品化されたわけではないところが面白いところです。
さて、五石さんの鶏ちゃんは、ニンニクをきかせた赤味噌ダレで味付けされたむね肉や皮なども入った鶏肉を、大量のキャベツと一緒に焼くというシンプルなスタイルで大変香ばしくておいしく、すばらしい味でした。
五石さんだけでなく、郡上では鶏ちゃんが商品化され始めた頃、いわゆる「郡上味噌」は使われておらず、市販の赤味噌などを使っていたところが多く、今でもその名残があります。郡上味噌は、今でこそ鶏ちゃん商品に使われますが、昭和30年代は家庭で作られるお味噌であり、その味が商品化されるのは、少し後のことで、当時のホルモンは入手しやすかった市販の味噌を使ったのだそうです。
五石さんのあと、我々は牧歌の里で鷲見さんにお話をうかがった後、高鷲町で昭和30年代から「若鶏の味付け」として鶏ちゃんを販売している食料品店「森美屋商店」さんと、白鳥町のお肉屋さんで、いまも「若鳥ホルモン」として鶏ちゃんを販売している「フクハチ食肉店」を訪問してお話をうかがいました。
また、お肉屋さんで鶏ちゃんを作ってもらったり、家庭で鶏ちゃんを作る文化を支えている鶏肉専門店である白鳥町の「いなば鶏肉店」さん、八幡町の「鳥信商店」さんにもおじゃましました。こうした家庭での鶏ちゃん文化は、下呂よりも郡上の方がはるかに発達しています。このあたりについては、改めてホームページでレポートしたいと思います。
なお、当日の取材を踏まえた記事が3月1日に朝日新聞岐阜県版に掲載されました。
毎週土曜日の午前にぎふチャンラジオで放送されている生ワイド番組「ラジオ土曜便」のコーナー「ぎふチャンアナとブランチトーク」に、鶏ちゃん合衆国から日下部讓副大統領兼商務長官が出演し、鶏ちゃん合衆国の紹介を行いました。
放送が行われたのは1月25日(土)。この週のブランチトークのパーソナリティーは、鶏ちゃん合衆国プロモーション大使の浅井美幸アナウンサーが担当。番組の中では、鶏ちゃんの由来や歴史、鶏ちゃん合衆国の活動などについて楽しくお話が進みました。
また、番組途中では、「萩屋ケイちゃん」のみそ味、しお味を試食して頂き、スタジオ中が美味しい匂いに包まれました。
共同通信社が発行する「Kyodo Weekly」2014年第5号に、都竹国務長官による鶏ちゃん合衆国の紹介記事が掲載されました。
名古屋テレビ塔下のイベントスペースに3月末までの期間限定で開催されている「オイスターガーデン」に、中京テレビ<PS三世>の人気企画「居酒屋あさこ」が出会ったメニューとして、「赤味噌ダレ国産鶏ちゃん(500円)」が2月限定で登場しています。
オイスターガーデンはかき小屋をビニールハウステント形式で再現し、広島産牡蠣を炭火で提供する企画で、ここに中京テレビ「居酒屋あさこ」がタッグでメニュー提供しています。
「居酒屋あさこ」の第1回登場が鶏ちゃん合衆国ということもあって、中京テレビさんが2月限定メニューで鶏ちゃんを導入されました。
その「赤味噌ダレ国産鶏ちゃん」は飛騨金山の道の温泉駅「かれん」と益田清風高校の観光産業系列で学ぶ生徒さんとのコラボで出来上がった鶏ちゃんで、八丁味噌ダレで味付けをし、モモのほかキモ、キンカンが入るというこれまでにない鶏ちゃんの味を醸し出しています。オイスターガーデンでは、炭火の上に網が置かれ、その上にアルミホイルに入れられた鶏ちゃんを自分で焼いて食べるスタイルでまさに焼ちゃん焼きにはピッタリの食べ方です。
本来、この鶏ちゃんは野菜をあまり入れないで食べてくださいと言っていることから、ここでもキャベツ二切れ程が入っている程度です。キンカンとレバーの味わいが独特で、キンカンがソチオリンピックの金メダルをも想像できるとあって好評のようです。また、提供されているアサヒスーパードライエクストラコールドともピッタリです。ぜひお出かけください!
<オイスターガーデン・居酒屋あさこホームページ>
http://www.ctv.co.jp/event/oystergarden/menu/index.html
1月28日(火)に東京のグランドプリンスホテル新高輪で行われた楽天新春カンファレンスのフォーラムで、鶏ちゃん合衆国活動を紹介しました。
これは楽天大学学長の仲山進也さんが担当するフォーラムに鶏ちゃん合衆国の都竹淳也国務長官がゲストとして招かれたことによるものです。約2時間半のフォーラムでは、仲山学長と都竹長官の対談・トーク形式で、コミュニティづくりなどを通したマーケティングの事例として鶏ちゃん合衆国活動を紹介しました。
フォーラムに参加した全国の楽天出店店舗の方々は約400名で、ネットショップの運営において、鶏ちゃん合衆国の取り組みから学ぶところが多いとの声が多く聞かれました。
1月26日(日)に放送された中京テレビ「前略、大徳さん」で鶏ちゃん合衆国が紹介されました!
下呂市で行われたロケを担当したのは、石塚英彦さんと国生さゆりさん。お昼の特急で到着されたお二人はそのまま飛騨川の河川敷でのロケに。
最初は、鶏ちゃん合衆国のメンバーがそろって国歌「鶏ちゃんの歌」を唄うというシーンで、寒風吹きすさぶ寒い中での撮影でしたが、楽しく進行しました。
引き続いて、昼食に鶏ちゃんを味わう撮影へ移動。今回は鶏ちゃん合衆国メンバーである「宴蔵」さんの鶏ちゃんが取り上げられました。
宴蔵さんの鶏ちゃんはトマトをトッピングすることで知られ、鶏ちゃんのみそ味と酸味がよく調和して、大変人気があります。鶏ちゃん合衆国の長尾大統領のご案内のもと、石塚さん、国生さんも大変喜んで召し上がられました。
さらに、当日の撮影では、一昨年開発された鶏ちゃんに合う焼酎「岐阜県民・鶏ちゃん」が登場。効き焼酎士でもある国生さんからおいしいと高い評価を受け、お二人ともたくさん飲まれて上機嫌でした。
撮影終了後、石塚さんがその場で直筆で書いたイラスト入りのお二人のサイン入り色紙を鶏ちゃん合衆国にいただきました。
当日の番組の内容は、「前略、大徳さん」のホームページにも掲載されています。
1月25日(土)に行われた「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合サミット」で、都竹淳也国務長官が鶏ちゃん合衆国活動で「地域に飛び出す公務員アウォード」を受賞しました。
このアウォードは、公務以外の地域活動に取り組む公務員を顕彰するため、今回初めて設けられたもので、岐阜県職員である都竹国務長官が発起人として建国以来取り組んでいる鶏ちゃん合衆国活動が評価され、受賞に至ったものです。都竹長官のほか、北海道から1名、長野県から2名の公務員が表彰されました。
千葉県山武市で行われた授賞式では、主催者を代表して、古川康佐賀県知事から表彰状やトロフィーなどが贈られました。また、表彰式に引き続き、鶏ちゃん合衆国活動についてのプレゼンテーションが行われ、都竹国務長官が約200名の参加者に合衆国活動のPRを行いました。
鶏ちゃん合衆国の州であるファミリーマートの鶏ちゃん商品が発売になりました!4回目となる今回は「鶏ちゃんパスタ(塩バジル風味)」と「直巻 鶏ちゃん焼き(鶏ちゃんおにぎり)」の二つ。鶏ちゃん合衆国のロゴを冠しての販売です。
パスタは、鶏ちゃん合衆国メンバーである郡上市高鷲の「牧歌の里」の塩バジル鶏ちゃんをモチーフにしたものです。これまでの鶏ちゃんとは違う新しい世界が垣間見られると思います。
また、鶏ちゃんおにぎりは、これまでファミリーマートが開発してきた鶏ちゃんを具に使ったもので、あたためて食べるとおいしくいただけます。
東海地方(岐阜、愛知、三重、静岡の一部)の830店舗で約1ヶ月間販売されます。
<プレスリリース>
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2014/140121_01.pdf
益田清風高校総合学科の生徒たちと、下呂市金山の「道の温泉駅かれん」とのコラボによる持ち帰り冷凍パック鶏ちゃんが発売され、1月16日、益田清風高校で記者発表が行われました。
益田清風高校では、平成25年度授業で下呂市内の鶏ちゃん文化を探究する中、、第5回全国高校生観光甲子園では郷土料理「鶏ちゃん」をテーマに観光プランを練り、全国75校136プランの応募から岐阜県内初となる本選10校(10プラン)に選ばれ、優秀作品賞(日本ホテル協会会長彰)を受賞しました。
この観光プランの中には、かれんの持ち帰り用冷凍パック鶏ちゃんの商品化を盛り込まれており、今回、それが実現したものです。
制作にあたっては、鶏ちゃん合衆国大統領の長尾伴文鶏ちゃんで笑え倶楽部主宰が総合プロデュースを担当し、益田清風高校の生徒たちがネーミングとパッケージデザインを行いました。
鶏ちゃんは、鶏ちゃん合衆国メンバーである道の温泉駅「かれん」のレストランで提供されているモモ、ムネ、皮、キンカン(腹玉子)を八丁味噌使用のタレで絡めたオリジナル鶏ちゃんを新しく冷凍パック用の世界にアレンジしつつ、なるべくかれんレストランでの鶏ちゃんに近い中身、味を表現させる形で開発され、その製造は下呂市馬瀬の村山チキンセンターが担当するというコラボ商品です。
この鶏ちゃんは、当面、道の温泉駅かれんのみでの販売となりますが、益田清風高校総合学科では生徒一人一人が販売セールスのポスターを制作。今後は下呂を訪れる人に対して、郷土料理を説明するときのツールとしてこの鶏ちゃんを活用するほか、都市部のデパートなどへ出かけて販売実習にも利用することになっています。
翌日の新聞各紙にも、大きく掲載されました。
元日付の日経MJ(日経流通新聞)に掲載された「全国の支社・支局が推薦したご当地ヒット商品・サービス」の岐阜県の欄で、鶏ちゃん合衆国が選ばれました!
全国の都道府県はいずれも蒼々たる顔ぶれで、この中に鶏ちゃん合衆国を選んでいただいたことは大変光栄です。
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