9月20日(土)に下呂・郡上をめぐる鶏ちゃんバスツアーを開催しました。このツアーは、岐阜市周辺を中心に無料で配布されている生活情報誌「月刊ぷらざ」と鶏ちゃん合衆国がコラボで初めて実施したツアーで、40名が参加しました。
ツアーはJR大垣駅、JR岐阜駅で集合し、朝8時に出発。天気もよく、気温も快適で、絶好のツアー日和となりました。
こうしたツアーは、鶏ちゃん合衆国では、国立羽ー鶏(はーばーど)大学の課程と位置づけていて、鶏ちゃんについてのお話と鶏ちゃんを食べ比べる体験をセットでできる企画にしています。参加申し込みをされた皆さんは、この時点で大学に入学です。
バスは一路下呂へ向かいますが、まず、バスの車内で羽ー鶏大学学長の都竹淳也鶏ちゃん合衆国国務長官から鶏ちゃんの歴史と文化についての講義を行いました。
道の駅平成で休憩後、最初の目的地は飛騨金山です。バスの車中では、月刊ぷらざでのツアー紹介記事に際して事前に取材された阪田佳子さんから説明が行われました。
飛騨金山では、昭和の雰囲気の漂う路地裏めぐりを体験する「飛騨金山宿・筋骨めぐり」を行いました。金山町観光協会のボランティアガイドの皆さんの案内で、まちをめぐります。筋骨とは、筋(すじ)や骨のように複雑に絡み合った細い裏道のことをいい、公道ですので誰が通ってもいい道路です。金山のまちには筋骨が張り巡らされています。
途中、昭和の風情ただよう旧来の商店街でコロッケやおはぎを食べたり、生活用水として使われていたわき水の水屋、昭和の終わりに営業を停止した時のままの状態で残されている銭湯などをめぐり、古墳時代の両面宿儺(すくな)伝説でもある「鎮守山」や、馬瀬川と飛騨川の合流地点なども見て、参加された皆さんからは大満足!との声が聞かれました。
最後に、鶏ちゃん合衆国もコラボで開発をした、鶏ちゃんに合う焼酎「岐阜県民鶏ちゃん」の蔵元でもある奥飛騨酒造を見学し、買い物もして、昼食へと向かいます。
移動時間中は鶏ちゃん合衆国が紹介されたテレビのDVDなどを見ながら、鶏ちゃん合衆国の活動について理解を深めていただきました。
昼食会場は下呂市から中津川市加子母方面へ抜ける舞台峠にある舞台峠観光センター。合衆国メンバーでもある同センターでは地場の食材を使った鶏ちゃん定食が準備され、しかも、鶏ちゃんは屋台で焼きたてを食べ放題ということもあり、参加者の皆さんはおかわりをして鶏ちゃんを大いに楽しんでいました。
この昼食会場では、鶏ちゃん合衆国が企画提供をした大阪岐阜県人会のバスツアー一行と合流し、親交を深めました。
昼食後は、下呂温泉・水明館での温泉入浴です。つるつる感があり、美人の湯ともいわれる下呂温泉の良質な温泉を楽しんでいただき、入浴後には、鶏ちゃんまんのおやつ。
水明館の鶏ちゃんまんは、中華の料理長と和食の料理長がコラボし、何度も試行錯誤を繰り返してつくりあげたもので、下呂の地みそを使って、生地にあう鶏ちゃんを作り上げてあるだけあって、大変美味しい一品です。会場では中華の青柳料理長さんの説明に耳を傾けながら楽しみました。
鶏ちゃんまんを食べ終わった段階で、鶏ちゃんを食べて楽しんでもらうという大学の課程でいう「ゼミ」が終了、ということで、参加者の皆さん一人ひとりに「卒業証書」をお渡ししました。皆さん、笑顔でお名前の入った卒業証書を受け取られました。
国立羽ー鶏(はーばーど)大学は1回参加すると学士、2回参加すると修士、3回参加すると博士号が得られますが、今回は5名の方が「修士」となりました。そのうちのお二人は、東京から来られた方で、6月の長良川鉄道の列車ツアーに引き続いて遠方から参加されました。
水明館を出発した後は、現在整備中の濃飛横断自動車道を一部通りながら、郡上八幡へ移動です。
郡上八幡では街歩きの自由時間と、お土産・お食事処の「流響の里」で鶏ちゃんのお買い物。特設されている鶏ちゃんコーナーには、郡上の鶏ちゃんなどが並んでおり、岐阜周辺では手に入らないものばかりで、参加者の皆さんはお土産にと買い求めていらっしゃいました。
郡上八幡での散策時間中、岐阜新聞社から共同通信社主催の「地域再生大賞」の岐阜県代表として鶏ちゃん合衆国が選ばれた旨の一報が入り、バス車中で皆さんに報告したところ、大きな拍手がわき起こっていました。
岐阜市到着は18時前。長い一日でしたが、参加者の皆さんからは「大変よかった。また実施される予定があったら教えてほしい」といった声が多数寄せられました。大成功裡に終わったツアーでした。