鶏ちゃん交流会レポート
鶏ちゃん合衆国はおかげさまで建国3周年を迎え、7月15日(水)に岐阜市のグランヴェール岐山で記念祝賀会を開催しました。
当日の参加者は130名。鶏ちゃん合衆国としても過去最大の交流会となり、大いに盛り上がりました。
今年の祝賀会は、鶏ちゃんの原点に立ち返り、「鶏ちゃんの味や個性の違いを自分たちで存分に楽しむ」をテーマにしました。屋外で、合衆国加盟の23種類の鶏ちゃんを自分たちで焼いて楽しむという空前の交流会でした。
祝賀会は長尾大統領のあいさつ、国旗を前に全員起立しての国歌のCD演奏に引き続き、この日の特別企画として、「けい」の音のつくお名前の方に「特別親善大使」の任命書をお渡ししました。
この任命を受けられたのは、齋藤恵子さんと錦見啓一さん。お二人とも「けいちゃん」です。今後の鶏ちゃんのPRもお願いしました。
そして、いよいよ祝賀会。PR大使の小倉理恵さんの乾杯で幕を開けました。
23種類の鶏ちゃんはやはり圧巻で、これだけの種類の鶏ちゃんが一度に集まったのはおそらく初めてのことだと思われます。
さらに当日、会場のグランヴェール岐山の上山広料理長が、この日のために開発した朝締めの親鶏と郡上みそを使ったスペシャル鶏ちゃんを特別に提供され、一流の料理人の渾身の鶏ちゃんに大いに舌鼓を打ちました。
また、全農岐阜からは、飛騨荘川ダナ高原でこの時期にしかとれない「天空のキャベツ」を提供いただきました。キャベツだけを食べても、甘さの際立つおいしさで、鶏ちゃんとの味の競演となりました。
会場にあふれる笑顔、面識のなかった方々も一緒に鶏ちゃんをつつく中で大いに交流を深め、友達になり、まさしく鶏ちゃん合衆国が目指す「鶏ちゃんを通した交流」が実現した夜となりました。
<この日提供した鶏ちゃん>
(下呂)
イトー食肉センター 菊の井鶏ちゃん
萩原チキンセンター ぎふチャンケイちゃん
村山チキンセンター カネトのケーちゃん(親鶏)
天狗 若どりけいちゃん
ミズホ食品 チキンディンティ(みそ味)
小瀬屋鶏肉店 味付けかしわ(親鶏)
(郡上)
Good Job Lab 郡上鶏ちゃんチキン野郎
八福 八福鶏ちゃん(白しょうゆ)
道の駅古今伝授の里やまと 郡上大和の鶏ちゃん
ダイナランド ダイナランド鶏ちゃん
鳥信商店 鳥信のケーちゃん
フクハチ食肉店 奥美濃ケイちゃん
牧歌の里 塩鶏ちゃんバジル風味
丸忠精肉店 奥みのけーちゃん(みそ)
明宝家 めいほう鶏ちゃん
わさび屋 郡上鶏ちゃん(皮肝)
道の駅美並 カレー味
(東濃)
トーノーデリカ 恵那どりのケイちゃん
(高山)
高山米穀協業組合 若どりの味付け
三島酒店 飛騨荘川いちまのけーちゃん
<岐阜>
後藤孵卵場 けいちゃんスタミナ
岐阜アグリフーズ あぐりのケイちゃん
コープぎふ 若鳥ケーちゃん
鶏ちゃん合衆国の岐阜市での定例交流会(奇数月の第3火曜日に開催)として、5月19日(火)に「滋賀・高島とんちゃん&鶏ちゃん~味付けかしわ交流会」を開催しました。
滋賀・高島とんちゃんは、「とんちゃん」という名称ですが、タレで味付けした鶏肉を焼いて食べる「味付けかしわ」料理で、鶏ちゃんと共通点の多い郷土料理です。鶏ちゃん合衆国では、今年1月に鶏CIA活動の一環として、滋賀県高島市を訪問し、交流を深めてきましたが、今回は、そのご縁で、高島とんちゃんの元祖の一つである鶏肉販売店「鳥中」の提中卓郎さんをお招きしました。
鶏CIA活動のレポートはこちら。
交流会では、最初に提中さんから、高島とんちゃんの歴史などについてのお話を、鶏ちゃんとの比較という形で説明していただきました。
共通点は、各家庭で養鶏をしていたことと、料理の成り立ちの過程で朝鮮の方の影響が見られること、地域によって味の違いが見られること、違いとしては鶏ちゃんが廃鶏の利用ニーズの高まりから生まれてきたのに対し、高島とんちゃんが飲食店の目玉商品を開発したいという流れから生まれたことが説明されました。
乾杯後、さっそく皆さんで高島とんちゃんを焼いて試食。キャベツを入れて焼くと、味噌味の鶏ちゃんかと思うほど、味の感じがよく似ており、大きな共通点を感じました。高島とんちゃんの方がにんにくが控えめな分、柔らかい感じがします。
この日は、鶏ちゃんも2種類登場。一つは下呂市のミズホ食品さんの塩麹鶏ちゃん、もう一つは下呂市馬瀬の小瀬屋鶏肉店の親鶏鶏ちゃんです。いずれも昭和30年代から続く歴史あるメーカーで、鶏ちゃん合衆国の「重要有鶏文化財」に指定されています。
塩麹はさっぱりした味わいが、親鶏鶏ちゃんは歯ごたえのよさとうま味の深さで、いずれも大好評でした。興味深い食べ比べができた楽しい交流会になりました。
鶏ちゃん合衆国が奇数月の第3火曜日に開催している定例交流会(合衆国議会)として、3月17日(火)に「郡上・めいほうの鶏ちゃんを楽しむ夕べ」を開催しました。
郡上市明宝地区は、郡上の中でも鶏ちゃんのお店が集中してあり、歴史的にも古く、まさしく鶏ちゃんのふるさとともいえる地域です。また、この地域では、鶏ちゃんを通して明宝を元気にしようと、2007年に「めいほう鶏ちゃん研究会」が設置され、B1グランプリに毎年参加されるなど、積極的に活動されています。
この日は、ゲストとして、めいほう鶏ちゃん研究会の小池弘会長をお招きし、めいほう鶏ちゃん研究会の活動や、B1グランプリでの鶏ちゃんの評判、グランプリ出場の苦労話などをうかがいました。
引き続いて登場したのが、明宝地区自慢の4種類の鶏ちゃん。
○明宝家「めいほう鶏ちゃん」
○和田商店 鶏ちゃん(若)
○ふたむら 鶏ちゃん(皮肝)
○桔梗屋 鶏ちゃん(若)
いずれも、味に深みがあり、どんどんと食が進むおいしさで、参加者から大好評を博していました。特に皮肝入りの鶏ちゃんは、なかなか開催地の岐阜市周辺では手に入らないことから、大人気でした。
※当日配布された鶏ちゃんの説明資料はこちらからどうぞ。
2015年より奇数月の第3火曜日に「鶏ちゃん講座&交流会」を定例開催していますが、その第1回目として、「郡上の鶏ちゃん史を聞き、牧歌の里鶏ちゃんを楽しむ夕べ」を開催しました。
講師は、郡上・ひるがのの牧歌の里レストランチーフで、鶏ちゃん合衆国立羽ー鶏(はーばーど)大学教授である鷲見計憲さん。
鷲見さんは、郡上白鳥のお肉屋さんの生まれで、精肉店27年、料理人22年のキャリアを持ち、郡上の鶏ちゃんの歴史をそのままご存じの方です。
お話の概要は次のとおりです。
①昭和24年頃に郡上白鳥にト殺場ができ、そこで出てくる牛の内臓を朝鮮からの労働者の方が食べるようになっていたが、昭和33年頃になると、牛の内臓を味噌とにんにくで味付けしたものを「牛ホルモン」として焼いて食べるようになったこと。
②昭和34年頃から、ダムの建設工事の労働者が大勢入ってくるようになり、居酒屋や焼き肉屋が増え、牛ホルモンが急速に拡大していったこと。
③昭和36~37年頃になり、同じ味付けで、安く手に入るようになったニワトリ(親鶏)の肉や内臓を食べるようになり、「鳥ホルモン」と呼ばれるようになったこと。
④昭和48年頃から親鶏に加えて、若鶏も鳥ホルモンのために使われるようになったこと。
⑤昭和55年頃に、白鳥のト殺場の閉鎖に伴って、関に肉の買い出しに行くようになったことをきっかけに、関で広がっていた「とんちゃん」が入り始め、「豚=とん」、「鶏=けい」の連想から「けいちゃん」の呼び名が生まれたこと。(同じように鴨肉は「かもちゃん」と呼ばれていた)
⑥鷲見さんのお店でも、平成2年頃から鳥ホルモンを「けいちゃん」として販売するようになったこと。
郡上では今でも鶏ちゃんを「鳥ホルモン」と呼ぶことがありますが、その歴史をきちんと明らかにされた貴重なお話でした。
当日提供した鶏ちゃんは、鷲見さんが開発された牧歌の里の3種類(塩バジル、ごまみそ、ごまみそピリ辛)を楽しみました。特に最近、女性に大人気の塩バジル風味の鶏ちゃんについて、最初は疑問の声が多く、なかなか理解されなかったが、販売が始まると大好評で、人気商品になったというエピソードが紹介されました。
参加人数は25名。和気あいあいとした楽しい交流会でした。
6月17日(火)に、長良川鵜飼の貸し切り観覧船に乗って鶏ちゃんを楽しむ「鶏ちゃん&長良川鵜飼の夕べ」を開催しました。当日は岐阜県内だけでなく、愛知県からも含め、20名の皆さんが参加されました。
この企画は、長良川鵜飼では食事は持ち込むことになっていることに着目したもの。鶏ちゃんを「鶏タリング」して、船に乗って鶏ちゃんと鵜飼を同時に楽しもうというスペシャル企画です。
当日の鶏ちゃんと料理は、合衆国の州であるグーテライゼさんが担当。郡上みそタレの親鶏の鶏ちゃんと、醤油タレの若鶏の鶏ちゃんの2種類に、鶏ちゃん餃子、鶏ちゃんからあげ、鶏飯などを加えたスペシャル弁当が用意されました。この中で、親鶏の鶏ちゃんは大好評!初めて親鶏を食べたという方もあり、味の奥深さに感激されていました。
途中、鵜飼開始までの食事の間には、岐阜のお座敷で活躍する幇間(男芸者)の喜久次さんが船を訪れ、一芸を披露してくださるサプライズもありました。喜久次さんは全国でわずか5名となってしまった貴重な幇間のお一人で、最近注目を浴びています。
また、ちょうどこの日は、FC岐阜の選手が鵜飼を観覧し、途中、遅れて参加したラモス瑠偉監督が手を振りながら、通っていくという場面もありました。
鵜飼は19時45分にスタート。この日は、観覧船が少なかったこともあり、参加された皆さんはじっくりと鵜飼を楽しむことができ、大満足のイベントとなりました。
5月20日(火)に鶏ちゃん合衆国の定例交流会in岐阜を開催しました。30名が参加しました。
合衆国建国当初から、数ヶ月に1回のペースで少人数で鶏ちゃんを楽しむ会を開催していこうという構想を持っていましたが、大きな交流会が中心になっていたため、久々の開催でした。
この日登場した鶏ちゃんは、中津川市加子母のスーパー生鮮館の「カシモっ子」(みそ味)と「あっさりけいちゃん」(しょうゆ味)、5月1日のぎふチャンケイちゃんの試食会で支持を得た「郡上みそ+レンゲハチミツ」バージョンの鶏ちゃんの3種類。
ぎふチャンケイちゃんのタレを担当している丸昌醸造場の脇本茂樹さん(鶏ちゃん合衆国鶏営監理長官)からは、郡上みその特徴などについてのお話しもありました。
参加した皆さんは、鶏ちゃんを使ってのイベントの構想や次の盛り上げ策など、呑んで笑って食べながら、大いに夢を語り合い、新しいアイディアもたくさん出ました。
また、この日は、夏の建国2周年イベントに向け、岐阜各務野高校の生徒さんが制作を進めている「鶏ちゃんミナモ」のデザイン案の人気投票も行いました。ミナモは、岐阜県のマスコットキャラクターですが、特別に鶏ちゃん合衆国での活用に向けてデザインをしているものです。
人気投票の結果、エプロンをつけて、鶏ちゃんを焼いているミナモが圧倒的な支持を得ました。この後、詳細なデザインの調整を行って、完成を目指したいと考えています。
12月16日(月)、鶏ちゃん合衆国大忘年会を岐阜市のホテルグランヴェール岐山で開催しました。合衆国の活動の基軸となる交流会の中でも最も大きなイベントの一つで、106名が参加しました。
今回の忘年会は、冒頭に信州・山賊焼との「鶏和友好条約」の締結式、続いて、新任大使、政府高官の任命式を行い、その後、忘年会に入りました。(条約締結式、任命式の記事は別途掲載しています)
忘年会は、いつも合衆国を応援してくださっている駒田誠岐阜県議会議員(下呂市選出)の乾杯でスタートしました。
鶏ちゃん合衆国の交流会は、様々な鶏ちゃんを食べ比べるのが特徴。この日は、全て鶏ちゃん専門店や飲食店の鶏ちゃんで、いずれも鶏ちゃん合衆国加盟の州の商品を取り寄せました。ラインナップは次のとおりです。
まず、下呂市・馬瀬「うめもと屋」の「煮込み鶏ちゃん」。県内でもただ一つの煮込むタイプの鶏ちゃんで、昭和30年代の鶏ちゃん黎明期に開発され、以来、約50年にわたり全く変わらぬレシピで提供され続けている逸品です。
焼く鶏ちゃんがアレンジされたというのではなく、タマゴを生まなくなったニワトリを食べるという目的のために鶏ちゃんが商品化される歴史の中で、最初は自由な調理法が考えられていたことを示す文化財級の鶏ちゃん。煮込むタイプにもかかわらず、水を一切使わず、また、ニンニクは自家製のみを使用するというこだわりぶりです。
会場では、この煮込み鶏ちゃんを各テーブルに配置し、自ら煮込みながら食べていただきました。初めて食べるという方が大半で、鶏ちゃん文化の奥の深さを感じていただけたのではないかと思います。〆のうどんも大好評でした。
もう一つ、下呂からは同じく昭和30年代に最も早く鶏ちゃんの専門店として営業を始めた「まるはち食堂」の鶏ちゃん。現在は先代の後を継いだ二代目、三代目が店の味を守っています。地元はもとより、鶏ちゃんの世界では最も名が通ったお店の一つで、全国各地に熱心なファンが多いお店です。
お店では紙をひいたジンギスカン鍋で焼いて食べますが、今回は屋内での開催で、鉄板を使うことができなかったため、煮込み鶏ちゃん以外はホテルに調理をお願いし、提供する形をとりました。
続いて、加茂郡東白川からは鶏ちゃんマニアの間では大人気の隠れた名店「白草」の鶏ちゃん。親鶏(ヒネ鶏)だけを使った逸品です。毎日、家族総出でこの親鶏の肉を丁寧に筋引きするという作業を経て提供される鶏ちゃんは、親鶏のうまさがたっぷり詰まっています。もやしを入れ、さらにタレにつけて食べるスタイルも特徴です。
郡上からは、白鳥の焼き肉店「まるや食堂」の若鶏鶏ちゃん。看板ものれんもなく、地元の人しか知らない、まさしく隠れ家的な名店です。郡上みその風味のきいた本場の味でした。
そして、郡上からもう一つ、高鷲の食料品店「丸美屋商店」の鶏ちゃん。郡上でも最も早く、昭和30年代に商品化された鶏ちゃんの一つで、このお店の店頭でしか販売されないのにもかかわらず、口コミで郡上以外からの注文も入り続けているという知る人ぞ知る鶏ちゃんです。
いずれの鶏ちゃんもその場に行かないと食べられないか手に入らないものばかり。参加者の皆さんからは、それが一度に取り揃えられたのは、鶏ちゃん合衆国だからこそできたことだと高い評価をいただきました。
さらに、条約締結を行った信州・山賊焼もメニューに加わり、北アルプスをはさんだお隣の鶏肉郷土料理に舌鼓をうち、呑んで語って楽しい時間を過ごしました。
鶏ちゃん合衆国のこうした交流会は、様々なバックグランドの方々が一堂に会して、一緒に鶏ちゃんを食べて楽しむスタイルで、新しく友だちが増えたという方が多いのが特徴です。今回も、一緒にテーブルを囲んだ方々同士の新しい交流につながったケースも多かったようです。
大忘年会の後半では、抽選会も行いました。抽選のくじは、新たにプロモーション大使に任命された小倉理恵さん、食べ大使の浅井彰子さん、フリーアナウンサーの堀田みさ子さんがひき、合衆国の閣僚から提供された鶏ちゃんの詰め合わせやタレをはじめ、山賊焼セットなどをプレゼントし、大いに盛り上がりました。
商品をゲットした皆さんは、鶏ちゃん合衆国の「鶏笠」をかぶって記念撮影です。
鶏ちゃん合衆国では、これからもこうした鶏ちゃんを食べ比べ、呑んで楽しむ交流会を活動の中心に据えて開催していきたいと考えております。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
12月16日に行われた鶏ちゃん合衆国大忘年会の冒頭、長野県塩尻・松本地方の鶏肉郷土料理「山賊焼」との「鶏和友好条約」の締結を行いました。
山賊焼はニンニクなどの入ったタレにつけ込んだ大きな鶏肉に片栗粉をつけて揚げて食べる料理です。長野県塩尻のお店で昭和30年代に生まれ、次第に松本地域にも広がったとされ、現在は塩尻・松本地方の郷土料理として知られています。ニンニクダレにつけ込んで味付けをすることなど、鶏ちゃんとの共通点も多くあります。
山賊焼との連携の話が始まったのは今年8月。毎日新聞の全国版に掲載された鶏ちゃん合衆国に関する都竹国務長官の寄稿を読んだ「山賊焼を考える会」世話人代表の山﨑肇本郷鶏肉社長から電話をいただいたことがきっかけです。
そこから連携・交流の話がとんとん拍子に進み、10月には鶏ちゃん合衆国の閣僚と山賊焼の関係者が岐阜市内で交流会を行い、岐阜県農業フェスティバルへの出展とその場での平和友好条約ならぬ「鶏和友好条約」の締結の話がまとまりました。
ところが、岐阜県農業フェスティバルが台風の影響で中止になったことを受け、大忘年会に会わせての条約締結・交流会を改めて設定。今回の実施に至りました。
締結式では、鶏ちゃん合衆国の長尾伴文大統領と、「山賊焼を考える会」の山﨑肇世話人代表が、知名度向上のための取り組みや交流の促進などを定めた5箇条の条約にサイン。
あいさつの中で、長尾大統領、山﨑代表からは「岐阜から信州に、信州から下呂や郡上に来ていただき、鶏ちゃんと山賊焼をお互いに食べ歩きをしたい」旨を語り、今後の交流への決意を述べました。
この日の締結式、大忘年会には、しおじり山賊焼の会代表で、山賊焼発祥の店「山賊」の三代目店主である高見直孝さんや、松本の老舗山賊焼店である「山賊焼き河昌」店主の市川昌三さん、しおじり山賊焼の会会長の加藤光久さんをはじめ、8名の関係者の方々に岐阜までおいでいただきました。
今後、3月8日、9日に塩尻・松本で開催される「山賊焼の日」への鶏ちゃん合衆国の参加や、岐阜県で行われるイベントへの山賊焼の出展、合同の鶏供養、鶏ちゃんと山賊焼を中核に、中部地域から全国の鶏肉郷土料理が一堂に会するイベント「鶏ンピック」の開催などを進めていきたいと考えています。
こうして鶏ちゃんや山賊焼が地域を代表する郷土料理として他の地域と交流することは、知名度向上だけではなく、それぞれの地域の中で、自分のふるさとの郷土料理であることを認識してもらうための効果が高いと考えており、鶏ちゃん合衆国として積極的な取り組みを進めていきたいと考えております。
<鶏和友好条約全文>鶏ちゃんと信州山賊焼との鶏和友好条約岐阜県と長野県は、一衣帯水の間にある隣人であり、長い友好交流の歴史を有する。その両県を代表する郷土料理である鶏ちゃんと信州山賊焼は、ともにタレを用いた鶏肉料理であるという共通点を持ち、長い歴史の中で地域の食文化として愛され、育まれてきた。我々は、この誇るべき二つの郷土料理が交流を深め、友好関係を築いていくことが、北アルプスをはさんだ東西の両地域の発展に寄与すると確信し、ここに鶏和友好条約を締結する。第一条 鶏ちゃんと信州山賊焼は、相互尊重、互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に、恒久的な平和友好関係を発展させる。
第二条 鶏ちゃんと信州山賊焼は、善隣友好の精神に基づき、郷土の鶏肉料理として相互に交流を深め、両地域間における知名度向上のために努力する。
第三条 鶏ちゃんと信州山賊焼は、郷土の食文化としての歴史を探求し、共通の地域文化についての理解を深める。
第四条 鶏ちゃんと信州山賊焼は、両地域間の経済関係及び文化関係の一層の発展並びに岐阜県民と長野県民の交流の促進のために努力する。
第五条 この条約は、締結と同時に発効し、期限を定めることなく、将来にわたり効力を存続する。
平成二十五年十二月十六日
鶏ちゃん合衆国 大統領 長尾伴文
山賊焼を考える会 世話人代表 山﨑肇 |
12月16日に開催された鶏ちゃん合衆国大忘年会の冒頭、鶏ちゃん合衆国の新たな大使らの任命を行いました。
まず、新たにお二人に「プロモーション大使」をお願いしました。
お一人目は、フリーアナウンサーで、岐阜エフエム「Radio80」パーソナリティーの小倉理恵さんです。小倉さんは、特に下呂の鶏ちゃんのファンとして、これまでも様々な形でPRをしていただいており、今年秋に発行されましたグルメ情報誌の「ギフラン」でも下呂・杉の子さんの鶏ちゃんを取り上げていただいております。
お二人目は、ぎふチャンアナウンサーの浅井美幸さんです。浅井さんはグルメに強いぎふチャンアナウンサーとしてご活躍で、昨年の鶏ちゃん合衆国の建国や、今年5月の鶏ちゃん夏コレクションなど、合衆国のイベントの中継やレポートを担当していただき、合衆国のPRにご協力をいただいております。
これで大使は、7月の建国1周年の際に任命した「食べ大使」の浅井彰子さん、「お笑い大使」のステレオ太陽族、「親善大使」のミナモに続いて、5名(組)となりました。
続いて、今回初めて、「鶏ちゃん合衆国応援番組」の認定をさせていただきました。
ぎふチャン・ラジオの「ビビっと!モーニングステーション」です。毎週月曜日から金曜日までの朝7時から10時55分まで放送されているこの番組では、「ふるさとリポート」のコーナーで、鶏ちゃん合衆国の日下部讓副大統領が定期的に出演しており、これまで様々な鶏ちゃん情報を発信していただいております。
この日は、番組のパーソナリティーである西金之助さんと、竹内万里さんに認定書を受け取っていただきました。
さらに、今回から、合衆国政府の実務を担う高官として、新たに「局長」の任命を行うこととし、3名の方々に任命書をお渡ししました。鶏ちゃん合衆国には、国務省、商務省など、16の省がありますが、その中に「局」を設け、これから合衆国にご協力いただける皆さまに局長になっていただこうというものです。
一人目は、「報道省Web制作局長」の高木倫典さん。高木さんは、鶏ちゃん合衆国のホームページの企画・デザインを担当されており、昨年7月の合衆国建国前から積極的にご協力いただいています。鶏ちゃん合衆国のホームページはデザインのよさや見やすさなどから大変ご好評をいただいておりますが、全て高木さんの手になるものです。
二人目は、「国民鶏発省鶏音楽局長」のGoo連帯。下呂のアマチュアフォークグループで、国歌「鶏ちゃんの歌」の作曲、演奏を担当してくださっており、建国以来、様々な機会に国歌の演奏をしてもらっています。
三人目は、「国民鶏発省特命局長(愛知県担当)」の兒島光男さん。鶏ちゃん合衆国の国民として、鶏ちゃんツアーなど様々な行事に積極的に参加されており、合衆国の「国立羽―鶏(はーばーど)大学」の卒業生第1号であると同時に、修士号取得の第1号でもあります。今回、国民から政府高官への起用についての第1号ということにもなります。
合衆国では、今後も様々な形で応援してくださる方々をこうした形で任命していきたいと考えております。
9月7日(土)に、下呂温泉・望川館で「下呂温泉鶏ちゃん交流会」を開催しました。鶏ちゃん合衆国は建国1年を過ぎ、県内外各地で鶏ちゃんを食べ比べながら交流を深める会を開催していくこととしており、8月末の飛騨古川での交流会に続く交流会です。当日の参加者は50名。和気あいあいとした楽しい会になりました。
交流会は長尾大統領が進行し、日下部副大統領のあいさつでスタートし、来賓としておいでいただいた駒田誠県議会議員からも心強い応援のメッセージをいただきました。
この日準備した鶏ちゃんは、下呂からは菊の井鶏ちゃん、萩原チキンセンター(カレー味)、天狗、杉の子の4種類。郡上からは丸忠精肉店、鳥信商店、高鷲食品の3種類の計7種類です。下呂の鶏ちゃんの味に親しまれている皆さんからは、体験したことのない郡上みその鶏ちゃんなどに対する驚きの声とともに、味の違いと美味しさを楽しむ声が聞かれました。また、ひだ寿庵の鶏ちゃんせんべいも提供され、新しい鶏ちゃんの世界も味わっていただきました。
会の中盤からは、今年度の「観光甲子園」で鶏ちゃんをテーマにしたプランで優秀作品賞に輝いた益田清風高校の生徒さんたちによるスピーチがあり、苦労してプランをつくり、発表ができた報告があり、参加者から祝福とねぎらいの拍手が送られました。
そして、この日のクライマックスは、下呂温泉の芸妓さん、舞妓さんによる舞の披露。最後には、昨年秋につくっていただいた鶏ちゃん合衆国国歌「鶏ちゃんの歌」に合わせた「鶏ちゃんの踊り」も披露され、大喝采でした。
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